カールベンクス氏の古民家再生・森の学校キョロロ視察研修(建築部会)2011

  11月4日、十日町市松代の「まつだいカールベンクス・ハウス」と同市松之山の「森の学校キョロロ」を少数精鋭の5名で見聞しました。
  各地災害で被災した古い建築物が惜しまれながら処分される事例が多い中、カール・ベンクス氏の古民家再生取り組みは貴重です。「まつだいカールベンクス・ハウス」は松代商店街の端に位置し、歴史ある旅館「松栄館」を再生して多目的イベントスペースとして生まれ変わったものです。おいしい珈琲の香りが漂う和洋の融合したゆったりした空間の妙を体験しました。私たちの今後の課題である環境にやさしく高齢者等の弱者にやさしい再生手法の一端を氏のご説明により学ぶことができたと思います。松代商店街では年に2棟のペースでファサード再生(?)する計画とのことで、再訪が非常に楽しみです。
  「森の学校キョロロ」は、手塚貴晴+手塚由比氏の設計による建築物で外装材はコールテン鋼という、錆び自体が保護膜となって腐食が内部に浸透しない素材とのこと。大開口部窓に厚さ7.6cmのアクリル板を使用、豪雪の圧力に耐えるのだとか。冬も道路除雪されて開館しているようなので、豪雪期にその様子を実体験してみたいものです。
  この2箇所とも非常に親切にご対応いただき、本当にありがとうございました。

商店街の中の「まつだいカールベンクス・ハウス」

商店街の中の「まつだいカールベンクス・ハウス」

改装中の2階の部屋、色合いの素晴らしい床材

改装中の2階の部屋、色合いの素晴らしい床材

丁寧に説明くださるカール・ベンクス氏

丁寧に説明くださるカール・ベンクス氏

アテーナー(アテナ、アテネ)の像と、東山魁夷のことば

アテーナー(アテナ、アテネ)の像と、東山魁夷のことば

ゆったりと時間が流れる大広間

ゆったりと時間が流れる大広間

森の学校キョロロ

森の学校キョロロ

アクリル板模型(これは4.5cm)

アクリル板模型(これは4.5cm)

160段の階段で地上30mの展望台へ

160段の階段で地上30mの展望台へ

2003建築工事関係者名のリストが掲示されています!!

2003建築工事関係者名のリストが掲示されています!!

設計荷重積雪量5.02m!!

設計荷重積雪量5.02m!!


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